したいこととできること


冷静に考えれば、これはもしかしたら「負け」になるのかもしれない。
戦うことを始めからやめてしまったのだから。
それでもやはり自分にとって正しいと思うことはやっていきたい。それが自分の信念であるから。
そしてそこに対し、他者から正当な評価を得られるのであれば、こんなにも嬉しいことはない。


本日、銀座にてパフ(株)会社説明会及び一次選考。
しかし説明会後の面接を辞退。


就職情報提供サービスを中心に事業を行うこの会社が運営するサイト「パフの若者就職応援ページ」にはかなりお世話になっている。
自分の就職活動はここを中心に「リクナビ」「毎ナビ」を併用している。
パフの最大の特徴は『顔の見える就職と採用』、つまり企業と求職者がお互い本音で向き合おうというものだ。
現在自分は20社ほどにエントリーしているが(平均は100社らしいので自分はかなり少ない方だ)その半数はパフの協賛企業である。そうした企業にエントリーしながら、パフそのものにも挑戦してみようかなぁと考え今日の説明会に臨んだ。


まだ設立から10年足らずの状態であるし社員も少なく、入社後はかなりのハードな仕事内容であることは予想が付いていた。
実際に今日、説明を受けて「マジできつそうだナァ」と思ったことは事実。しかしそれでもやりがいは感じたし経営理念にも共感した。社風も好き。自分を試したいとも思った。辞退することには正直悔しさも残る。
それでもなぜ自分は辞退したのか?


簡単に言ってしまえば自由な時間が得られないことにあった。それでは演劇活動を継続できないと判断した。


最近、俺は稽古場に行っていない。
次回公演で自分は舞台に上がらないことが最大の理由だが、それとは別に今は劇団と自分との距離を再確認したい時期にあると思っている。そのためには一度、客観的になる必要があると考え積極的に欠席している次第だ(…ゴメンナサイ)。
もちろん辞めようなんて思っちゃいないさ。逆よ逆!全くの逆なんだってば!!


就職活動は自分自身と向き合う絶好の機会でもある。
自分を見つめ、自分自身の役割を考える…さあ何ができる?まさに“Part To Play!”だ。


今後の劇団の組織としての発展に、自分は積極的に参加し貢献してゆくつもり。
さあ今日を生きる!と声を枯らし前進を続けていくこともまた自分の信念である。
選考辞退の話に戻れば、劇団員としての活動の存続が危ぶまれたためというのが最大の理由として挙げられるだろう。もちろん今日の採用担当人事の方にもこの話はした。


もちろん社会に出てからの仕事と演劇の両立は難しいかもしれない。
しかしその難しいことをやっていこうとこれまで我々は考え進んできている。
数ある企業の中にはそうした夢を持ち続けることについて良い事だと嬉しいアドバイスをしてくださる方も多くいて心強い。


…さて、長々と書いてしまった。
内定はゴールじゃない。常にその先を見つめ就職活動を頑張ろうと思う。
そして今後の自分自身の成長のために、今日も拳を突き上げる!!